仮想通貨のZClassic(ZCL)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
ZClassic(ZCL)とは2016年11月にZcashという仮想通貨からハードフォークして生まれた仮想通貨で、ゼロ知識証明を使った匿名性通貨の一つとなっています。
機能的にはZcashとほぼほぼ同じで、匿名性通貨の中でもトップレベルのプライバシー保護が可能となっています。
Zcashからハードフォークした理由はマイニングにあるようで、ZClassicでは以下のような変更点がありました。
- 20%天引きルール廃止
- スロースタートを廃止
20%天引きルールではマイニング報酬の20%が自動的に天引きされるようになっていたのですが、ZClassicではそれが廃止されています。
スロースタートは想定外のバグやシステムエラーに対応するためマイニング報酬の支払いを減額してスタートするというルールだったのですがこれも廃止されました。
つまりZClassicはZcashよりもマイニング報酬が得やすいように作られた通貨と言えるでしょう。
ちなみに2018年2月28日にはビットコインとzclassicからハードフォークが起こり、ビットコインプライベートという新しい通貨が誕生しています。
ZClassic(ZCL)の時価総額
ZCLの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング119位で1ZCLあたり1880円となっていました。
しばらく安定した価格だったのですがこの数日の間に一気に2倍近くに高騰しランキングを駆け上がってきました。
少したてばまたランキングは下がるでしょうね。
ZClassic(ZCL)のチャートと今後の将来性は?
ZCLの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
誕生してすぐに下落し50円前後まで安くなったのですが、2018年の仮想通貨全体の高騰時には22000円ぐらいまで上がりました。
単純計算で400倍近くになっている計算になりますね。
ここから1ヶ月ぐらいは下落するのですが、ハードフォークの情報が発表され、所有者には1:1の割合でビットコインプライベートが配布されると発表されると再び買いが集中し2万円近くまで高騰します。
しかし実際にハードフォークが行われコインが配布されると売りが集中し一気に400円を切る価格となっていましました。
浮き沈みがすさまじいですね。
最近は価格が安定してきていたのですが、この数日でなぜの高騰を見せており、時価総額ランキングもトップ100に肉薄してきています。
非常におもしろい通貨ですが投資対象としては少し難しい面もありますね。
機能的に見てもわざわざこのコインを使うほどでもないのですが、実はJPモルガンと提携しているのなど将来性はかなりの物があると思われます。
興味のある方は安い時に購入しておけばいいことがあるかもしれませんね。
ZClassic(ZCL)が購入できる取引所は?
ZClassicはBittrexで9割近くが取引されており、残りのほとんどはCryptopiaで取引されていました。
おそらくどちらを使っても普通に取引できると思われるので、所有している口座の方で購入してみてください。