仮想通貨のZcash/ジーキャッシュ(ZEC)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Zcash/ジーキャッシュ(ZEC)とは匿名性を守るために開発された仮想通貨で、他の匿名性通貨であるDashやMoneroなどと比較しても高い匿名性を持っています。
アドバイザーにはイーサリアムの創業者の「Vitalik Buterin氏」、提携企業にはJPモルガンがいるなど何かと話題を集めています。
Zcashはシールドトランザクションとゼロ知識証明を活用することで高い匿名性を実現しています。
詳しい仕組みについては他のサイトでもさんざん紹介されているのでここでは割愛しますが、これらを活用することによりZcashでの取引では取引があったことしかわからないようになっています。
これは「誰が誰に送金したか」がわからないようになっているDashや「いくら送金したか」もわからないようになっているMoneroと言った匿名性の仮想通貨よりも高いレベルの匿名性となっています。
ただしZcashでは匿名性を保つために決済速度を犠牲にしており、現在では匿名性を保ったまま行われる取引はごくごく一部となっています。
Zcash/ジーキャッシュ(ZEC)の時価総額
ZECの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング22位で1ZECあたり28365円となっていました。
Zcashは発行量が少ないため単価が高くなっているのですが、どうやら発行元が通貨を発行するための仕組みを手元に残しているようで、発行元が無限に通貨を発行して売り抜けようとしているのではないかという懸念があるようです。
とはいってもこれを行うためには内部で関係者がグルにならないとできないのでその心配はないといわれていますが。
Zcash/ジーキャッシュ(ZEC)のチャートと今後の将来性は?
ZECの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Zcash/ジーキャッシュ(ZEC)のリアルタイムチャート
2016年10月28日に公開されてからすごい勢いで下落しています。
ZcashはICOを行っておらず現在市場に出回っているのはすべてマイニングで発掘された通貨であるため発行枚数が非常に少なくなっています。
そのため単価が高くなっていますが、より発掘されていくと価格がどのようになるのかは予想しにくいですね。
2018年には2つのアップデートが控えており、ユーザーがより使いやすいものになる予定となっています。
技術的にも非常に優れたZcashですが、匿名性が高いがゆえにマネーロンダリングなどに利用される懸念もあります。
実際ダークウェブと呼ばれる闇サイトで決済に利用されていたこともありますしね。
いい意味でも悪い意味でも注目を集めているZcashですが、将来性はあると思うので興味のある方は購入してみてはいかがでしょうか?
Zcash/ジーキャッシュ(ZEC)が購入できる取引所は?
Zcashの取引が最も多い大手取引所は「HitBTC」でした。
他ではHuobiなども取扱量が多くなっていたので、海外の取引所はあまり利用していないという方でもこれらの大手なら利用しやすいと思います。
この機会にぜひ海外の取引所も利用してみてください。