仮想通貨のSHIELD(XSH)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
SHIELD(XSH)とは匿名性通貨であるVerge(XVG)から派生した仮想通貨で、Vergeと同じように匿名性を備えており取引速度が速いという特徴を持っています。
匿名性を保つためのプロトコルにはVergeで採用している物ではなくDashで採用しているプロトコルが用いられており、イメージ的にはVergeをさらに改良したような通貨になっています。
SHIELDの最大の特徴は量子耐性を実装する予定になっている点です。
量子耐性とは量子コンピューターによるハッキング耐性のことなのですが、量子コンピューターは従来のコンピューターの1億倍もの処理速度があるとも言われています。
そのためセキュリティが安全だといわれているブロックチェーンも簡単にハッキングされてしまう可能性が高く、それを防ぐためには量子耐性をつける必要があるといわれています。
量子耐性にもいろいろな種類があるためここでは詳しい説明は割愛しますが、有名どころではエイダコイン(ADA)やNEOも量子耐性を実装する予定になっていますし、量子耐性そのものが目的となっているQuantum Resistant Ledger(QRL)という仮想通貨もあります。
『匿名性』と『量子耐性』により安全で快適な取引ができるようになることに加えて、SHIELDではPoWからPoSへと移行する計画も立てています。
PoWにはハイスペックなパソコンが必要でマイニングを行うためには多くの電力が必要でした。
それをPoS変えることで誰でも気軽に自宅のパソコンからマイニングに参加することができるようにするとのこと。
このようにSHIELDにはVergeにはない優れた機能があるため今後も注目しておくべき仮想通貨の一つであると言えるでしょう。
SHIELD(XSH)の時価総額
XSHの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング366位で1XSHあたり4.39円となっていました。
Vergeに比べるとランキングはまだまだ低いですね。
SHIELDはICOやプレマイニングを行っておらず、これらを行っている通貨に比べてまだ知名度が低くなっています。
逆にいえばICOなどを行わずにこの順位につけているためちょっとしたきっかけでランキングを駆け上がる可能性は十分あると思います。
SHIELD(XSH)のチャートと今後の将来性は?
XSHの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
仮想通貨全体の高騰に伴い40円近くまで高騰し、Vergeが4月にアダルトサイトと提携したことやハードフォークなどで注目を集めた際に価格が変動したのに伴ってSHIELDも変動したようです。
SHIELDは2018年4月13日より日本で初めてのLINEによる仮想通貨決済サービスを提供開始しました。
しかしこれはLINE側から無断停止されてしまったため、SHIELDはウォレットの開発を前倒しにして行い、現在では公式サイトから専用ウォレットをダウンロードできるようになっています。
私はまだ使っていませんが非常に使いやすいものになっているようです。
またSHIELDはロードマップで今後の予定を以下のように発表しています。
- Social media integration
- Anonymity upgrade
- Masternodes
- SHIELD Marketplace
- PoS Boo
【2018Q3】
- Smart contracts
【2018Q4】
- Sharding
- Quantum proofing
2018Q2の目玉機能は間違いなくSNSでの投げ銭機能ですね。
一部の通貨ではTwitterなどで投げ銭として利用できるものがありますが(MONAなど)、他のSNSでは利用できません。
SHIELDはすべてのSNSで投げ銭として活用できるようにしようとしているんですね。
この機能が実装されれば認知度が格段に向上するため高騰する可能性は十分あると思います。
注目度はまだ低めですが将来性は十分だと思いますので今から仕込んでおくのもいいと思いますよ。
SHIELD(XSH)が購入できる取引所は?
SHIELDは8割以上が「CoinExchange」で取引されていました。
他の取引所はマイナーなところばかりだったので、SHIELDを購入したい場合にはCoinExchangeを利用することをおすすめします。