仮想通貨のWETH(WETH)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
WETH(WETH)とはイーサリアム(ETH)をERC20規格に変換し、他のERC20トークンと自由に交換できるようにするプロジェクトとなっています。
イーサリアムは他のプロジェクトがICOを行うためのプラットフォームとして機能しており、現在はERC20という統一規格が用いられています。
簡単に説明するとコンセントはこの形なのでプラグはどのメーカーもこれに合う形に作ってくださいねという感じですね。
ERC20トークンはイーサリアムネットワークにおいて同じ方式で移動され同じ方式でそれが記録されることになります。
つまりERC20トークン同士だと交換も簡単に行えるというわけなんですね。
ですがここで一つ問題が生じます。
ERC20という規格はイーサリアムが誕生した後に開発された規格であるため、大元であるETHはERC20に準拠していないのです。
これはERC20トークンとETHを交換するためには面倒な手順を踏む必要があることを示しています。
そこでWETHの出番というわけです。
WETHはETHをWrapping(ラッピング)し、ERC20規格にするための機能を持っています。
つまりETHをWETHに変換することで間接的にETHを他のERC20トークンと簡単に交換できるようになるというわけです。
WETHはすでにRadar Relayや0x OTCなどの分散型取引所(DEX)で採用されています。
これがあることによってERC20トークンを手数料無料で手軽にやり取りすることができるようです。
ただし公式サイトにはWETHに未来はないと記載されています。
それはERC20トークンに変わるERC223規格などが開発されており、いずれはこちらの方式になっていくと考えられているからです。
投資対象にはなりませんが、知っておくと利用する際に戸惑うことがないと思いますよ。
WETH(WETH)の時価総額
WETHの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング1556位で1WETHあたり21,120円となっていました。
これはほぼETHと同じ価格となっています。
DEXでETHの代わりに利用されるものなので当たり前といえば当たり前ですね。
WETH(WETH)のチャートと今後の将来性は?
WETHの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
2018年の1月に公開されており、確かめたわけではありませんがおそらくETHと同じように値動きしているでしょう。
最近になって取引量が増えてきているので、DEXの利用者が増えてきてるということなのかもしれません。
投資対象にはなりませんが、上記で上げたDEXを利用する際は使うことになるので覚えておきましょう。
WETH(WETH)が購入できる取引所は?
現時点ではRadar Relayでの利用がほぼ10割を占めています。
取引量も徐々に増えてきているようなので興味のある方は利用してみて下さい。