仮想通貨のウォレットについてその種類と特徴について初心者でもわかりやすく解説していきたいと思います。
実際を保存する方法がいくつもあるように仮想通貨の保存方法もいくつか用意されています。
大きくわけるとオフラインでの保存とオンラインでの保存に分けられ、そこからさらにセキュリティの強さが異なるいくつかの保存方法にわかれています。
オフラインでの保存は外部からのアクセスを心配する必要がなくなりますが、お金がかかったりデバイスを持ち歩く必要があるなどの不便な点もあります。
一方でオンラインでの保存は手軽にウォレットが作れてインターネットにつなぐことができる環境さえあれば簡単に中身を見たりやり取りしたりすることができますが、セキュリティ面での不安が残るというのも事実です。
それではここか一つ一つの特徴を見ていきましょう。
ちなみにどのウォレットにも以下のような特長が共通してあるので覚えておきましょう。
- 1つのウォレットに入れることができる仮想通貨は一種類
- ウォレットに入れることができる仮想通貨の種類には制限がある
Webウォレット
Webウォレットは無料で使えるWeb上のサービスになります。
Gmailのようなものとイメージするとわかりやすいかもしれません。
有名どころは「Blockchain.info（ビットコイン）」「MyEtherWallet.com（ETH＆ERC20トークン）」などになりますね。
非常にたくさんの種類があり日本語対応しているサイトもあればそうでないサイトもあります。
良くわからないサービスを利用するとセキュリティ面に不安があったり、そもそもが詐欺サイトである可能性もあるので、信用していいサイトなのか慎重に選ぶ必要があります。
モバイルウォレット
モバイルウォレットはスマートフォンに専用のアプリを入れて仮想通貨を管理するウォレットとなっています。
その取引所が配布しているモバイルウォレットを使用するとそれを通じてやり取りをすることもできるようになっており非常に便利です。
Webウォレットに比べるとスマートフォンはハッキングなどの技術が劣っているためセキュリティは強固であるといわれていますがこの先どうなるかはわかりません。
ただスマホから気軽に確認することができるため多くの人が利用しています。
非常に多くの種類があるため初心者の方が選ぶのは難しいと思いますが、対応している仮想通貨を取り扱っている大手の取引所のアプリを利用するのがいいでしょう。
ソフトウェアウォレット
オンラインウォレットの中では最もセキュリティが強固なウォレットとなっており、長期的に仮想通貨を保存する場合に多くの方が利用しています。
このウォレットは自分のパソコンやスマホにソフトウェアをダウンロードして使うウォレットで、IDやパスワードを第3者に送る必要がなくなるため非常に安心感があります。
気をつけるべきはパソコン自体をハッキングされたり、ウイルスを感染させられることですが、そう言うことを気にしだしたらそもそも仮想通貨など使えないと思うのでそこまで神経質になる必要はないでしょう。
心配な場合は普段ネットにつながないパソコンに保存していくことでリスクを最小限に抑えることもできます。
ただしソフトウェアウォレットはブロックチェーンのデータを一部パソコンにインストールする必要があるためそれなりの容量が必要になり、初回の読み込みにもかなり時間がかかるといわれています。
なので使用する場合は時間に余裕がある時にするのが良いでしょう。
仮想通貨を安全に守るためにも持っている仮想通貨に対応しているソフトウェアウォレットをインストールしておくことをおすすめします。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットはIDやパスワードを外部デバイスに保存することでハッキングなどに対応した最もセキュリティの強固なウォレットとなっています。
このデバイスを盗まれてもアクセスするためにはPINコードというものが必要になるので中を見られる心配もありませんし、万が一紛失したとしても秘密鍵（24単語）さえあれば、新しいハードウェアウォレットにデータを移植することもできます。
セキュリティが強固な一方で、デバイス自体を購入するのにお金がかかってしまったり、そもそも対応している仮想通貨が少ないというデメリットもあります。
とはいっても長期的に保存する場合は非常に安全に保管することができるので、対応している仮想通貨を長期保存する場合にはこれを利用することをおすすめします。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットとは紙にIDやパスワードを保存しておく方法でハードウェアウォレットと同じで外部からハッキングされる心配がありません。
しかも無料で作成することができるためハードウェアウォレットを購入するのはちょっとという方にもお勧めです。
ただしペーパーウォレットに関しては以下のような口コミもありました。
- 意外と簡単に出来ましたので、ハードウェアウォレット持ってない方にはお勧め
- ペーパーウォレットとか、間違いなくゴミと間違えて捨てる自信がある
- 仮想通貨をペーパーウォレットに保管するのは結構なことだが、多くのサイトが素性の分からないペーパーウォレットジェネレーターなるサイトを使えと言ってて、これは新たな悲劇を生みそう
特に3つ目の内容は誰にでも起こり得ることで、よくわからないサイトの物と使用してしまうとそのままIDやパスワードを盗まれてしまったということにもなりかねないので作成する場合は慎重に選択する必要があります。
以上が主なウォレットの種類と特徴になるのですが、おすすめのウォレットはやはりソフトウェアウォレットになります。
資金をかけずに手軽に利用することができますからね。
ただしWebウォレットやモバイルウォレットがダメだといっているわけではないので、セキュリティなどを考えて自分に適したウォレットを使うようにしてください。