仮想通貨のStorj/ストレージ(STORJ)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Storj/ストレージ(STORJ)とは分散型のクラウドストレージを構築することを目的に作られた仮想通貨になります。
クラウドストレージとはGoogle DriveやDropboxに代表されるようなオンラインにデータを保存できるシステムのことですが、従来のサービスには巨大なデータセンターが必要で維持・管理に多額のお金が必要になり、運営側からは自由にストレージ内のデータを閲覧できるというデメリットがありました。
Storjでは個人のあまったデータ容量を借り受け、それをクラウドストレージとして利用します。
貸した側は報酬としてSTORJを受け取ることができるようになっており、金額は貸し出す容量によって異なります。
データはブロックチェーン上に保管されるため秘密鍵を持っていない第3者からは絶対に見ることができないようになっています。
つまり利用する側はプライバシーが守られてハッキング不可能な安全な場所に、貸し出す側はあまった容量を有効活用することができ報酬までもらうことができるようになっています。
もともとはビットコインのブロックチェーンを利用したカウンターパーティートークンでStorjCoinXという名称だったのですが、資金調達が思うようにいかなかったためきちんとプロジェクトの指針を考え、ブロックチェーンをビットコインからイーサリアムに変更しStorjという名称に変更したことで注目を浴びるようになりました。
似たようなコンセプトにSiacoinがありますが、こちらは企業向けのサービスも展開しているため、完全一般ユーザー向けのStorjとは方向性が異なっています。
Storjのサービスは既に展開されており、公式サイトから誰でも利用できるようになっています。
パソコンにあまった容量があって得に使う用途がないならStorjを利用してみてはいかがでしょうか?
Storj/ストレージ(STORJ)の時価総額
STORJの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング131位で1STORJあたり79.04円となっていました。
Siacoinと比べるとランキングは低くなっており、今後一般ユーザーをどれだけ取り込めるかがポイントとなりそうですね。
Storj/ストレージ(STORJ)のチャートと今後の将来性は?
STORJの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Storj/ストレージ(STORJ)のリアルタイムチャート
Storjとしての取引開始は2017年7月でスタート時の価格は1STORJ=約57円でした。
2017年5月に行われたSTORJのトークンセールのデータ発表が8月にあり、このデータの公表と共に価格が大きく上がる結果となっています。
その後は仮想通貨全体の値上がりもあり300円近くまで高騰しました。
2018年4月に再び高騰していますが、これはBitfinexへの上場時期と重なるのでこれが理由の可能性が高いです。
チャートを見る限りではビットコインの価格に全く左右されていないのがわかりますね。
おそらくすでにサービスを展開しており、Storjとしての価値を確立しているためでしょう。
今後はサードパーティソフトウェアへの対応やファイルシェアリングシステムの改良などさらに利便性を高めてくれるシステムが実装される予定となっているようです。
Storj/ストレージ(STORJ)が購入できる取引所は?
大手の取引所でBTC建てで取引が多のはHuobiでしたね。
他ではBinanceでもそれなりの取引量だったのでどちらかを利用するといいと思いますよ。