仮想通貨のSTASIS EURS(EURS)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
STASIS EURS(EURS)とはマルタ発の仮想通貨企業であるStasis社が発行するEUROと連動するペッグ通貨です。
USDと連動するペッグ通貨であるTetherなどと同じようなものですね。
Stasisは分散型金融とオフ・チェーン市場のギャップを埋めることを最大の目的としており、ボラティリティの少ないペッグ通貨を開発したことで機関投資家が従来の金融システムと同じように投資できるような環境を提供することを目指しています。
ペッグ通貨ではしばしばどのように価格を安定させて透明性を確保するかが問題になりますが、STASISではすべてのSTSSアカウントの残高の十分性と透明性を確保するため、3つの確認ストリームを提供しています。
- 取引相手の声明に基づく日々の報告
- ビッグ・フォー・カンパニーによる四半期検証
- 必要に応じてビッグ・フォー・カンパニーによる検証
これにより透明性は確保されており、更にイーサリアムベースのトークンであるため分散型構造も問題ないとしていますが、わずかにTether的なにおいがしないでもないですね。
すでにウォレットは開発されており、ERC20トークンにも対応しているようです。
ロードマップを見ると2019年にはウォレットがETHやBTCに対応したり、EURSをStellarのプラットフォームで発行したりするようです。
取りあえずEUROとペッグする初めてのトークンなので今後の動向をチェックしておきましょう。
STASIS EURS(EURS)の時価総額
EURSの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング257位で1EURSあたり126円となっていました。
当たり前ですがユーロと同じ価格になっていますね。
今後発行枚数が増えていけば自然とランキングも上がっていくことになるでしょう。
STASIS EURS(EURS)のチャートと今後の将来性は?
EURSの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:STASIS EURS(EURS)のリアルタイムチャート
2018年7月に公開されており、まだあまり時間がたっていないこともあって若干ボラティリティが高くなっていますね。
安心して利用するにはもう少し安定してほしいところです。
この1カ月で時価総額に大きな変化はないので発行量は増えていないということになります。
USDのペッグ通貨に比べたら皆慎重になっている感じですね。
まあ初めてのEUROペッグ通貨なので当たり前と言えば当たり前ですが。
投資対象にはなりえませんが、避難先などにも利用できるので覚えておいて損はないでしょう。
STASIS EURS(EURS)が購入できる取引所は?
現時点ではHitBTCで大半が取引されています。
しかし残念ながら日本人では利用することができませんね。
他ではBitibuという自分はよく知らない取引所でも取り扱っていたので興味のある方は利用してみてください。