米ドルに連動したペッグ通貨(ステーブルコイン)を一覧にして紹介していきたいと思います。
ペッグ通貨とは法定通貨と価格が連動するように作られたもので、価格が安定していることからステーブルコインとも呼ばれています。
現在最も多いのは米ドルと連動したペッグ通貨ですが最近では中国元と連動したものや日本円と連動したものも開発されています。
ここでは2018年10月17日時点で時価総額が高い順に紹介していきたいと思います。
Tether(USDT)
Tetherは時価総額ランキングでもトップ10に入るほど発行されており、最近は24時間の取引量がイーサリアムを抜いて2位になっています。
しかしながらTetherの発行はTether Limited1社が行っており、担保となる米ドルを本当に保有しているのか議論になっています。
TrueUSD(TUSD)
最近時価総額ランキングでもトップ50に入ってきたTrueUSDはTetherの中央集権的な構造を改善するため複数の信託銀行によって米ドルが保有されており、担保の信用性が非常に高くなっています。
Tetherに取って代わるペッグ通貨として期待されています。
Dai(DAI)
Daiは法定通貨ではなくMakerという仮想通貨によって価値を裏付けられたペッグ通貨となっています。
価格を安定させるのが分散型の機関であるため破綻などの心配がなく資産が凍結されるなどの心配もありません。
次世代のペッグ通貨として期待されています。
Paxos Standard Token(PAX)
Paxosというアメリカのニューヨークにある規制を順守した金融サービスを提供している会社が発行しているペッグ通貨になります。
規制を順守した信頼性のある機関から発行されているペッグ通貨であるため最近発行されたのにもかかわらず一気に時価総額ランキングが上昇しています。
このままいくとTrueUSDを抜く勢いですね。
Gemini Dollar(GUSD)
はアメリカの取引所であるGeminiによって発行されたペッグ通貨で、Gemini Dollarは世界で初めて規制に準拠しているステーブルコインといわれています。
ニューヨーク州金融サービス局「NYDFS」の監督によっても価値が保証されており、連邦預金保険公社(FDIC)からの適格資格も保有しています。
公開されたばかりでまだ順位は低いですがこれから一気に上がることは間違いないでしょう。
nUSD(NUSD)
Havvenという仮想通貨によって価値が担保されているペッグ通貨で、他の通貨にはないホルダーへのインセンティブが用意されています。
Daiと同じように分散型の機関によって価値が担保されているため安心感があり、今後ペッグ通貨の主流になる可能性すらあります。
Daiがじわじわランキングをあげたようにこちらも認知度が上がればランキングが上がっていくでしょう。
USD//Coin(USDC)
Circleという暗号通貨に関連した金融ビジネスを展開する企業によって発行されたペッグ通貨で、非常に多くの仮想通貨プロジェクトが協力しているプロジェクトとなっています。
こちらもまだ発行されたばかりで今後どうなるかはわかりませんがそれなりに利用されるのは間違いないでしょう。
CK USD(CKUSD)
ペッグ通貨の中でも最も情報量が少なく良くわからないプロジェクトです。
その割には24時間の取引量がTetherに次ぐぐらい多く、BCEXという取引所で基軸通貨として取り扱われています。
謎が多い仮想通貨なので情報がわかり次第下記のページに追記していきたいと思います。
以上が主だった米ドルに連動したペッグ通貨になります。
今後もいろいろな企業がペッグ通貨を発行することが発表されていますので市場に出回り次第追記していきますね。