仮想通貨のOmiseGO(OMG)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
OmiseGO(OMG)とは東南アジア(メインはタイ)でオンライン決済を提供しているomise社が開発したオンライン決済プラットフォームを構築するための仮想通貨となっています。
OmiseGOはオミセゴーと読むのですが、お気づきの通りなんだか日本語っぽくなっています。
その理由はOmise社を創業したのが日本人の長谷川潤氏だからです。
日本では誰でも簡単に銀行口座やクレジットカードを無料で作れるようになっていますが東南アジアでは銀行口座を作るのに多額のお金が必要となることも多く、銀行口座やクレジットカードを持っていない人も数多くいるようです。
一方でスマートフォンに関しては日本と同じように1人1台という感じで普及しており、それならスマートフォン同士で決済ができるようにすればいいと考えられたのがOmiseGOというわけです。
Omise社のオンライン決済サービスはすでに多くの企業で利用されるようになっており、決済のためのアプリもある程度普及しています。
現在のOmiseの決済に利用できるのは以下の4種類なのですが、将来的にはここにOmiseGO(OMG)による決済が加わるというわけなんですね。
OmiseGOのホワイトペーパーには以下のように特徴が記載されています。
- 異なる国の法定通貨同士
- 別のブロックチェーンを持つ仮想通貨同士
- 法定通貨と仮想通貨
つまりOmiseGOを持っていれば海外での決済にその国の紙幣を持っていく必要もなくなり、たとえ別の仮想通貨決済のみの対応だったとしてもOmiseGOを媒介することにより問題なく決済できる可能性を秘めているというわけですね。
OmiseGO(OMG)の時価総額
OMGの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング20位で1OMGあたり1780円となっていました。
OmiseGOはICOの段階で2500万ドルを調達しており、最初から注目を集めていたことがわかります。
その理由の一つが開発陣にあり、アドバイザーにはEthereum(イーサリアム)創設者のVitalik Buterin氏、Joseph Poon氏(Lightning Network:ライトニングネットワーク共同執筆者)、Roger Ver氏(bitcoin.com CEO)といった仮想通貨界の大物が参加しているからなんですね。
今後OmiseのアプリでOmiseGOによる決済が導入されるのが非常に楽しみです。
OmiseGO(OMG)のチャートと今後の将来性は?
OMGの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
これを見るとビットコインの影響を多少は受けている物の独自の変動を行っているのが分かると思います。
OmiseGOはきちんとした目的があって作られており、普及するためのプラットフォームもすでに開発されているため他のコインの影響を受けにくくなっているんですね。
将来性を考えるにあたって提携している企業は抑えておくべきポイントですが、OmiseGOは最初の段階から多くの有名企業と提携しています。
他にも2017年の9月にタイのマクドナルドでOmise決済が導入されたことは話題になりましたし、タイ政府や韓国最王手カード会社とも提携していることで話題を集めました。
この調子ならいずれ日本でも普及するのは間違いないでしょうし、将来期待できる通貨の一つであることは間違いありません。
OmiseGO(OMG)が購入できる取引所は?
日本人にとっても非常になじみやすいOmiseGOですが、残念ながら2018年5月10日時点で日本の取引所では取り扱っていません。
個人的にはぜひ日本の取引所で取り扱ってほしい通貨の一つなのですが、どうやらOmise社は日本に独自の仮想通貨取引所を開設する意向で、金融庁への登録準備を進めているようです。
ただしこれはいつになるのかわからないので、現時点で手に入れるためには海外の取引所を利用する必要があります。
最も取引されているのは中国の取引所であるBinanceで、ここは手数料も安く手軽に口座を開設できるので非常にお勧めです。
OmiseGOを今のうちに手に入れておきたいと思っている方は是非利用してみてください。