仮想通貨のNEO/ネオ(NEO)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
NEO/ネオ(NEO)は中国版イーサリアムと呼ばれており、プロジェクト内容もイーサリアムによく似ています。
公式サイトにはスマートコントラクトを活用したスマートエコノミーを構築すると記載されており、あらゆるデジタルアセットをスマートコントラクトでやり取りできるようになるとしています。
当然イーサリアム同様Dappsの構築も可能となっており、NEOを使ったICOも数多く公開されています。
代表的なのはオントロジーという仮想通貨ですね。
イーサリアムによく似たNEOですが以下のような違いもあります。
- コンセンサスアルゴリズムにDBFTを採用
- 多くのプログラミング言語を採用
- スケーラビリティの改善
コンセンサスアルゴリズムにDBFTを採用
コンセンサスアルゴリズムとは承認方式のことですが、NEOでは独自の「Delegated Byzantine Fault Tolerant」という方式が採用されています。
詳細はここでは割愛しますが、この方式を取ることによりノードと呼ばれる承認者が裏切ったりバグが発生したりするのを防ぐことができるようになっています。
なお承認作業を行ってえられる報酬はGasという別のトークンとなっており、NEOを動かす際の燃料としての役割を果たしています。
多くのプログラミング言語を採用
イーサリアムではSolidityと呼ばれる言語が採用されており、これがイーサリアムでDappsを作る上での障壁となっていると考えられています。
NEOでは一般に普及している『JavaScript、Python、.NET、C、C#、C++』などの言語を採用することによりDappsを開発しやすくなっています。
これによってシステムエンジニアの90%がNEOでDappsを開発することができるとされています。
スケーラビリティの改善
イーサリアムのトランザクション処理スピードは1秒間に15件(将来的には100万件になるといわれている)となっており、Dappsが増えていくと処理ができなくなるのではと考えられています。
NEOでは1秒間に1000件が可能となっており、将来的には1万件に達するといわれています。
これによってトランザクション処理に遅延が起こらないようになっています。
イーサリアムとNEOには以上のような違いがあり、今後はNEOによるICOがイーサリアムよりも増えていくのではないかと予想されています。
NEO/ネオ(NEO)の時価総額
NEOの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング12位で1NEOあたり4499円となっていました。
価格はイーサリアムの10分の1程度になっていますがこれから有望なICOが増えていけばイーサリアムに肩を並べる可能性もあると思っています。
NEO/ネオ(NEO)のチャートと今後の将来性は?
NEOの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
2015年にプレセールが行われ、2016年の10月に一般に公開されました。
チャート上では最も安かった時には11円ぐらいの時もあったようですが、2018年に仮想通貨全体が高騰した時は17000円以上になっています。
単純計算で1600倍ぐらいになっている計算ですね。
まあさすがにこの時に購入していたのはごく一部だと思いますが、2017年の9月ごろでも20円前後だったのでその時に購入していたとしてもかなりの利益になっていますね。
中国の仮想通貨なので規制など様々な懸念はあるようですが、中国は独自の進化を遂げる傾向にあるためイーサリアムよりは確実にNEOを使ったICOの方が増えてくると考えられています。
現在は4000円前後ですがこれからもっと上昇するでしょう。
もちろん中国に致命的な規制ができなければですけど。
今のうちに仕込んでおくのは大正解だと思いますよ。
NEO/ネオ(NEO)が購入できる取引所は?
取引量が多かったのはBinanceでした。
取引手数料も安く日本人でも利用できる大手取引所なので、まだ口座を開設していない方はこの機会に作るといいでしょう。