仮想通貨のNano(旧RaiBlocks/XRB)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Nano(NANO)は2018年1月31日にRaiBlocks(XRB)がリブランディングを行い通貨名が変更されたことで誕生しました。
一番最初の仮想通貨であるビットコインは2009年に誕生し現在では基軸通貨として使われていますが、10年も前に開発されているため今では以下のような問題点が出てきています。
- スケーラビリティ(拡張性)の低さ
- 取引承認時間の長さ
- 取引手数料の高騰化
- マイニングにかかる莫大な消費電力
これらの問題を解決するために開発されたのがNanoであり、以下のような特徴があります。
- DAGの採用
- スケーラビリティ(拡張性)の高さ
- 取引承認時間の短縮
- マイニングを廃止したことによる取引手数料の無料化
DAGの採用
NanoではIOTAやByteballなどと同じくブロックチェーンではなくDAGという技術を採用しています。
ブロックチェーンを鎖に例えるならDAGは絡まった紐に例えられており、ユーザー自身が前の取引の承認作業を行うことで自分の取引の承認を行ってくれる仕組みになっています。
つまりマイナーが必要なくなるため取引に手数料が発生しなくなるのです。
ユーザーが増えればそれだけ承認も頻繁に行われることになり、DAGの有効性を示す実験はすでにIOTAで行われ有用性は実証されています。
つまりNanoを簡単に説明すると拡張性があって送金の際に手数料が無料で素早い送金が行える通貨だということです。
Nano(旧RaiBlocks/XRB)の時価総額
NANOの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング32位で1NANOあたり536円となっていました。
NanoはDAGを採用した初めての決済専用の仮想通貨であるため、プロジェクトとしては非常に将来性のある仮想通貨だと思います。
Nano(旧RaiBlocks/XRB)のチャートと今後の将来性は?
NANOの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Nano(旧RaiBlocks/XRB)のリアルタイムチャート
NANOは長い間1円から10円の間を行ったり来たりしていましたが、2018年の爆発的な仮想通貨の高騰に伴って3500円以上に高騰しました。
最も安かった時から考えると4000倍以上に値上がりした計算になります。
仮想通貨の中でもここまで高騰した例は数えるほどしかないでしょう。
現時点ではβ版のウォレットがリリースされておりスマートフォンあるいはデスクトップで利用できるようになっています。
興味のある方は公式しサイトからダウンロードしてみてください。
個人的にはNanoが実用化されれば決済が手数料無料で行えるようになるほか、仮想通貨の取引も手数料無料で行えるようになる可能性があるので非常に期待しています。
Nano(旧RaiBlocks/XRB)が購入できる取引所は?
Nanoは第5回のBinanceの投票で1位に輝いており、その後無事に上場を果たしています。
現在は9割近くがBinanceで取引されているため購入したい場合はここを利用するのが良いでしょう。