仮想通貨のマイニングの仕組みについてわかりやすく解説していきたいと思います。
仮想通貨の取引にはブロックチェーンと呼ばれる技術が使われており、世界中のパソコンに取引記録が分散して保存してあり、利用者全員に取引記録の情報がわかるようになっています。
この取引記録の計算は主には専門の業者が行っているのですが個人で行うこともできるようになっています。
この取引記録の計算を行うことマイニングと言い、これを手伝うことにより仮想通貨を手にすることができるようになっています。
なおマイニング(mining)とは、日本語で「採掘」という意味で、仮想通貨を採掘するというような意味合いになります。
おそらく手つかずの金脈をいち早く採掘するというような感じなんでしょうね。
例えばBitcoinの場合10分ごとに新しい取引記録の計算が求められることになっており、計算を成功させた人物に報酬として12.5BTC(ビットコイン)が支払われることになります。
これだけ見ると非常にお得な作業のように思えますが、その計算量は膨大でそれこそスパコンでもなければ単独で計算を成功させることはできません。
そのため個人で参加しても採算がとれるほどの報酬はえられず、現在では専門の業者が大規模なデバイスを組み立ててマイニングを行っています。
中には大企業のパソコンをハッキングしてマイニングに参加させていたという事件も発生しており、仮想通貨を得るための競争が良からぬ方向に過熱しているようですね。
マイニング自体は個人で行っても割の合わない作業になってしまうため、これから仮想通貨を始めようと思っている方は記録整理に世界中のパソコンが使われているんだなぁというぐらいの認識で良いと思いますよ。