仮想通貨のライトコイン(LTC)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
ライトコイン(LTC)とはビットコインの補助的な役割を果たすために開発された仮想通貨で、その歴史はビットコインに次ぐ長さとなっており2011年に開発されました。
ライトコインはその役割から開発者のチャーリー・リー氏も「ビットコインが金を目指すならライトコインは銀を目指す」と発現しています。
ビットコインの補助を目指しているだけあって機能的にはよく似ており、問題点の解決に着手しているため以下のような特徴があります。
- ブロック生成速度がビットコインの4倍
- Segwitの導入
- ライトニングネットワークの導入
ブロック生成速度がビットコインの4倍
ビットコインはブロックの生成に10分かかり取引速度が遅いことが問題となっていますが、ライトコインはブロックの生成が2.5分でできるように改善されており、ビットコインに比べてストレスなく送金することができるようになっています。
これは実際に決済する際などには非常に重要な要素で、スマートフォンなどの端末で決済しようと思ったら少しでも早い方がいいでしょう。
ただライトコインには専用の決済サービスであるライトペイがあったのですが、2018年3月にいろいろな問題から運営が停止されてしまいました。
この出来事はライトコインの普及にとってはマイナスの要因となるでしょう。
Segwitの導入
ビットコインではスケーラビリティ(拡張性)がたびたび問題になっており、これが承認スピードの遅さなどにもつながっています。
そこでライトコインではSegwitと呼ばれる技術を導入し、ブロックの空き容量を大きくすることに成功しています。
Segwitに関する詳しい情報は以下の記事を参考にしてください。
ライトニングネットワークの導入
ライトニングネットワークとはネットワークで直接つながっていない2者間でブロックチェーンを利用することなく送金を可能にする技術で、特にマイクロペイメント(少額決済)の際に安い手数料で取引ができるメリットがあります。
ただしその仕組みから中央集権的になるのではないかという懸念もあります。
このようにライトコインにはビットコインの欠点を補うような機能が備わっており、ビットコインが反映していくためには欠かせない仮想通貨となっています。
ライトコイン(LTC)の時価総額
LTCの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング6位で1LTCあたり13454円となっていました。
ビットコインの補助的な役割を果たすだけあって価格はビットコインの変動に依存しているような感じですね。
現時点ではよっぽどのことがない限りは時価総額ランキングが大きく下がることはないでしょう。
ライトコイン(LTC)のチャートと今後の将来性は?
LTCの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
取引が開始され始めたころは1LTCあたり300円ぐらいで取引されていたんですけど、それを考えたら今の値段はかなり高くなっていますね。
最も高値を付けた時には4万円ぐらいまで行っていたので100倍以上に高騰していることになりますからね。
ただライトコインには目新しい画期的な機能が盛り込まれているわけではないのでこのコインだけ大きく高騰するということはしばらくなさそうです。
ちなみに2018年の3月にライトペイが停止されたためライトコインが大きく下落するということがありましたが現在ではだいぶ安定してきていますね。
手堅いコインの一つではあるので長期的に保有するという場合は購入しておいてもいいと思いますよ。
ライトコイン(LTC)が購入できる取引所は?
ライトコインは非常に多くの取引所が扱っており、日本の取引所でも取り扱っているのでどれかを利用するといいでしょう。
手数料から考えると最大手のビットフライヤーよりはビットバンクを利用することをおすすめします。
まだ口座を持っていないという方は非常にお得なので是非作ってみてください。