仮想通貨のKomodo/コモド(KMD)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Komodo/コモド(KMD)とは2016年の9月に匿名性通貨であるZcashからハードフォークした仮想通貨で、匿名性をそのままに種類が違う仮想通貨を直接取引(P2P)が出来るネットワーク(アトミックスワップ)を構築することを目的に作られた仮想通貨となっています。
Komodoの匿名性はZcash同様ゼロ知識証明という技術により成り立っており、匿名性のレベルとしてはトップレベルのものになっています。
匿名通貨はマネーロンダリングなど犯罪の温床になるという懸念もありますが、Komodoでは匿名性とそうでない取引を切り替えられるようにもなっており対策できるようになっています。
Komodoでは他にも分散型ICOプラットフォーム(dICO)としての機能もあり、Komodoを使って新たに通貨を発行できるようになっています。
機能的にはイーサリアムなどと同じ感じですね。
更にKomodoはアトミックスワップを利用した分散型取引所(DEX)の構築も目指しています。
現在ビットコインやイーサリアムなどは別のブロックチェーン上に存在し、これらを交換しようと思ったら取引所を利用する必要があります。
つまり間に第3者が介入することになっているため利用には手数料が発生してしまっています。
アトミックスワップとはこうした別々のブロックチェーン上に存在する仮想通貨を第3者の手を借りずに交換する手法で、それを利用した取引所を作ろうとしているというわけです。
これが実現すれば現在よりもかなり安い手数料で通貨の交換を行うことができるようになり、頻繁に取引を行うユーザーには非常にメリットがある取引所になるでしょう。
Komodo/コモド(KMD)の時価総額
KMDの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング60位で1KMDあたり230円となっていました。
匿名性通貨は数多くありますがプラットフォームとして機能するのは珍しいと思ったのですが、順位を見る限りではそこまで注目度が高いというわけでもなさそうですね。
Komodo/コモド(KMD)のチャートと今後の将来性は?
KMDの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
発行当初は12円程度でしたが2018年の仮想通貨全体の高騰により一時期は1300円を超える高値となっていました。
単純に100倍になっている計算なので発行当初から持っていた方にとってはウハウハだったでしょうね。
ただその後は下落傾向が続いて今の価格まで落ち込んでしまっています。
ロードマップを見る限りは順調に開発が進んでいるようで、そろそろアトミックスワップが実装できそうな感じになっているようです。
スマートフォンでアトミックスワップが利用できるようになればその利便性から一気にユーザーが増える可能性もありますね。
Komodo/コモド(KMD)が購入できる取引所は?
Komodoの取引はBittrexとBinanceで7割以上が取引されていました。
どちらも大手取引所で実績も十分なので利用したい方を利用するといいでしょう。
手数料が安く利用しやすいのはBinanceなのでどちらの口座も持っていないという場合はBinanceの方がおすすめです。