仮想通貨のICON/アイコン（ICX）とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
ICON/アイコン（ICX）とは韓国版イーサリアム（中国版はNEO）と呼ばれており、あらゆる業界にブロックチェーンの技術を提供し結びつけることを目的にしています。
例えば銀行には安全で管理しやすい送金システムを、大学には生徒が使いやすい決済システムを、病院にはデータをデジタル化し相互に共有し合えるシステムをと言った感じですね。
つまりICONは本家イーサリアムのように様々なアプリケーション（Dapps）を作成して運用・管理するためのプラットフォームになるということですね。
ICONには以下のような特徴があります。
- LFT(Loop Fault Tolerance)
- SCORE(Smart Contract On Reliable Environment)
- DEX(Decentralized Exchange)
- ICONick
LFT(Loop Fault Tolerance)
ICONのコンセンサスアルゴリズム（承認のためのシステムのようなもの）はLFT(Loop Fault Tolerance)と呼ばれる独自のシステムとなっており、マイニングなどの発掘作業はありません。
承認作業はノードと呼ばれる複数の信用あるグループに一任されており、これによってフォーク（分岐）することなく、高速なコンセンサスを実現することができるようになっています。
SCORE(Smart Contract On Reliable Environment)
ICONではSCORE(Smart Contract On Reliable Environment)と呼ばれる独自のスマートコントラクトを実装しており、安全性が高くデータの更新が行いやすい構造になっています。
DEX(Decentralized Exchange)
DEX(Decentralized Exchange)は分散型取引所と呼ばれるもので、ICONのプラットフォームを利用することで従来の取引所よりも安い手数料で通貨のやり取りを行うことができるようになっています。
まだ実装はされていませんが、おそらくICONの通貨であるICXが基軸通貨となって（BTC/ICX、ETH/ICXなど）やり取りができるようになると考えられます。
ICONick
ICONのプラットフォームで使用するウォレットIDで、従来の長い文字列をわかりやすい簡素なものにすることによって入力の手間や間違いを減らすことができるようになります。
またICONickは市場で売買することが可能となるようで、人気の文字列（例えばgoogleやFacebookなどの固有名詞）は高値がつくと予想されます。
ICON/アイコン（ICX）の時価総額
ICXの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング24位で1ICXあたり255円となっていました。
まだまだ発展途上の通貨ですが、それでも現時点でこの時価総額ランキングなので、実際にDappsが作られ始め、DEXが稼働すれば時価総額はもっと上がると予想されます。
NEOも過去に高騰した歴史があるので今のうちに仕入れておくのもいいかもしれませんね。
ICON/アイコン（ICX）のチャートと今後の将来性は？
ICXの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
市場に出回り始めたころは1ICXあたり40円ほどでしたが、仮想通貨全体の値上がりもあり一気に1300円前後まで高騰しました。
その後はだいたいビットコインと同じように価格変動していますね。
まだICON上で動くアプリケーションがほとんどないため独自の価値を持つのはこれからといった感じでしょうが将来性はあると思います。
特に韓国では非常に期待されている仮想通貨の一つなので、今後の動きは要チェックだと思います。
ICON/アイコン（ICX）が購入できる取引所は？
ICONはBinanceに上場したことで一気に注目が集まりました。
現在でも約7割はBinanceで取引されているため購入するならここがおすすめです。
手数料も安いのでまだ口座を持っていないという方はこの機会に是非作ってみてください。
