仮想通貨の半減期とは何なのか、またそれによってチャートがどのように変化するのか解説していきたいと思います。
半減期と聞くと嫌なイメージをしてしまう方もいるかもしれませんが、仮想通貨における半減期とはマイニング報酬が半分になる時期のことを言います。
例外もありますが一般的な仮想通貨は認証作業をマイナーと呼ばれる人たちが行っており、マイナー報酬として新しい通貨が発行されるようになっています。
仮想通貨には発行上限というものがあるので、マイニング報酬が一定だとすぐにすべての通貨が市場に出回ってしまい、これ以上発行できないという状態になってしまいます。
そうなると通貨の暴騰がおき市場が混乱するため、そうならないようにマイニング報酬を半減させる半減期というものが設定されました。
例えばビットコインだと発行上限が2100万枚で、すべてが発行されるのは2141年ごろだといわれています。
半減期でチャートは上がる?
半減期が注目される理由はマイニング報酬が減ることによって新たな通貨の発行が少なくなり、結果的に現存する通貨の希少価値が高まるからです。
半減期が来ると短期的に価格が高騰するため多くのトレーダーも注目しています。
例えば2016年の7月にビットコインの半減期があり、その時チャートは以下のように上がる結果となりました。
チャートを見てみると半減期の前に価格の高騰がおき、半減期前に価格が落ち込んでいくという感じになっていますね。
他には2017年の7月にモナコインの半減期があり、その時のチャートは以下のようになっていました。
この時もビットコインの時と同じように半減期が来る前に価格が高騰しているのが分かると思います。
このように半減期が来ると資産を増やしチャンスなので頭の片隅に置いておくといいかもしれませんよ。