ビットフライヤーの販売所で発生するスプレッド(手数料)は高いのか安いのか調べて行きたいと思います。
スプレッドとは販売所が独自に設定している購入価格と売却価格の差のことで、この差がマイナーの利益になったり販売所の利益になったりします。
このスプレッドには明確な基準がなく販売所ごとに差があるのですが、日本最大手のビットフライヤーではどうなっているのか見てみましょう。
なお下記に記載されている価格はすべて2018年3月28日の価格を参考にしたものになります。
購入価格(JPY) | 売却価格(JPY) | スプレッド(JPY) | 購入価格に対する割合(%) | |
---|---|---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 845,306 | 828,502 | 16,804 | 1.987919168 |
イーサリアム(ETH) | 50,347 | 47,696 | 2,651 | 5.265457723 |
イーサリアムクラシック(ETC) | 1,789 | 1,708 | 81 | 4.527669089 |
ライトコイン(LTC) | 14,200 | 13,240 | 960 | 6.76056338 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 100,308 | 93,475 | 6,833 | 6.812018982 |
モナコイン(MONA) | 390.045 | 363.665 | 26 | 6.763322181 |
リスク(LSK) | 1,124 | 1,026 | 98 | 8.71886121 |
これを見るとビットコインのスプレッドはだいたい2%ぐらいに設定されていることがわかります。
ビットコインは価格が大きいのでスプレッドも大きく見えますがアルトコインと比べると割合的には少なく設定されているんですね。
まあまずいないと思いますが、ビットコインを簡単売買だけで利益を出そうと思ったら少なくとも2%以上値上がりした時に売らないと利益が出ないということになります。
ビットフライヤーのスプレッドはわかりましたけど、じゃあこれが安いのか高いのかと言われたらこれだけでは判断できませんよね。
そこで日本の取引所でビットフライヤーと同じように販売所を設置しているところのビットコインのスプレッドを調べてみたところ以下のようになっていました。
取引所 | 購入価格(JPY) | 売却価格(JPY) | スプレッド(JPY) | 購入価格に対する割合(%) |
---|---|---|---|---|
Zaif | 894205 | 812603 | 81,602 | 9.125647922 |
DMM Bitcoin | 837,400 | 833,848 | 3,552 | 0.42417005 |
GMOコイン | 843,392 | 要ログイン | 1000~7000 |
これを見るとZaifのスプレッドが圧倒的に高くなっているのが分かると思います。
Zaifでは取引所の手数料がマイナスに設定されているなどのメリットがあるため、その分スプレッドは大きく設定されているのだと思われます。
仮想通貨の初心者の方はまず簡単売買でビットコインを購入する方が多いと思いますが、ビットフライヤーとZaifを比較するだけでもこれだけスプレッドに差があるので気をつけてください。
一方で今後成長が期待されるGMOコインやDMM Bitcoinはビットフライヤーよりもだいぶスプレッドが小さく設定されていました。
簡単売買でビットコインを購入する場合はGMOコインやDMM Bitcoinを利用した方がいいかもしれませんね。
以上がビットフライヤーの販売所で発生するスプレッドに関する情報になります。
慣れてきたら販売所を利用することはほとんどなくなると思いますが、初心者の方は利用することもあると思うのでその場合はスプレッドの小さい取引所を選ぶのも一つの選択肢だと思いますよ。