仮想通貨のArcblock(ABT)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Arcblock(ABT)とは次世代の技術であるブロックチェーン3.0を提唱しており、これまでに問題になっているスケーラビリティの問題を解決することができるプラットフォーム型の仮想通貨となっています。
ちなみにビットコインがブロックチェーン1.0でイーサリアムが2.0になります。
簡単に説明するとブロックチェーン1.0が通貨としての仮想通貨、ブロックチェーン2.0が通貨に加えてスマートコントラクトによって契約が実行できるようになった仮想通貨です。
そしてブロックチェーン3.0はイーサリアムで問題になっている送金遅延などスケーラビリティ問題を解決し、速くて安全に利用することができる技術になります。
Arcblockも基本的にできることはイーサリアムとほとんど同じなのですが、以下のような独自の機能も備えています。
- Miners
- Open Chain Access Protocol
- Blocklet
Miners
ArcBlockプラットフォームの「Miners」は開発者がDappsを開発するのを容易にするコンポーネントを提供してくれます。
Dappsの開発者には報酬としてトークンが与えられることになっており、次々に開発者が集まることによってプラットフォームが自己成長していきます。
Open Chain Access Protocol
複数のブロックチェーンを接続することができるプロトコルになります。
例えばArcBlock上で作ったDappsをイーサリアム上で実行するということが可能になったり、今後新たに登場するブロックチェーンに対しても適用できるようになります。
Blocklet
さまざまなタイプのアプリケーションを実行するためのサーバーレス・コンピューティング・アーキテクチャー・コンポーネントです。
アプリケーションを実行する際はBlockletを使用するためデバイスの処理能力に依存しないハイパフォーマンスな動作が期待できます。
簡単にいうとWindows Azureなどのクラウドサービスと同じようなものですね。
Arcblock(ABT)の時価総額
ABTの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング196位で1ABTあたり39.32円となっていました。
まだ公開されてから日が浅いため目立った値動きはないように思いまが、公開されてからこれまで取引量で高い水準を維持しています。
Arcblock(ABT)のチャートと今後の将来性は?
ABTの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
ICOの時の価格はわからなかったのですが、公開されてからは140円ぐらいで取引されていたようです。
しかし仮想通貨の地合いが悪かったこともあり順調に下落していき、一時期回復しますがその後やはり下落しています。
ロードマップを見ると2018年中にはOpen Chain Access Protocolがローンチされビットコインなどの主要コインにアクセスできるようになる予定のようです。
2020年にはクラウドコンピューティングを実装する予定となっており、ロードマップは2022年までかかれていましたが、かなり壮大なプロジェクトになりそうですね。
以前は提携している企業も大手が多かったのですが、現時点で公式サイトを見てみると大手の名前はなくなっていましたね。
理由はわかりませんが、中堅どころはたくさんあるので取りあえず期待できるプロジェクトであることは間違いありません。
Arcblock(ABT)が購入できる取引所は?
中国系の取引所にはたくさん上場しているのですが、最も取引量が多かったのはLBankでした。
UpbitやBinance、Bittrexといった上場しただけで高騰するような取引所にはまだ上場していなかったのでこれからに期待ですね。
今のうちに購入しておきたいという方はLBankを利用するといいでしょう。