仮想通貨のAragon(ANT)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Aragon(ANT)とはブロックチェーン技術を利用して真に分散化された組織(企業)を作るためのプラットフォームを提供しています。
Aragonでは既存の組織や企業では政府や悪意のある第三者が干渉することにより様々な問題が発生していると指摘しています。
企業で言うと例えば透明性が確保されないことによりデータの改ざんが行われたり、資金の流れが不透明だったりすることがあります。
これらはたいてい上層部の命令により行われていたり、一部の力を持った人間が好きにお金を使っていることもあります。
これにより不利益をこうむるのは組織の下の人間であり、そうした現状をAragonを使って解決することができるというわけです。
Aragonを使うことにより起業を行うのが簡単になり、資金調達から製品の開発までの流れが明確になり、何にどれくらいのお金が使われているのかわかるようになります。
組織はシステムによって運営されることになり、あからさまな上下関係がなくなり年功序列といった悪しき風習もなくなります。
今はまだまったく浸透していませんが、将来的には確実に分散化された組織(DAO)がスタンダードになるでしょう。
ただしそうした未来においてAragonがスタンダードになれるかどうかはこの通貨の有用性にかかっていると言えるでしょう。
似たようなプロジェクトは他にもたくさんあるのでいかに優位性を出していくかがポイントになります。
Aragon(ANT)の時価総額
ANTの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング153位で1ANTあたり114円となっていました。
ここ3カ月の間に大きな順位変動は見られませんでしたね。
Aragon(ANT)のチャートと今後の将来性は?
ANTの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
2017年5月に公開されており、乱高下を繰り返しているように見えますが、ビットコインなどに引っ張られるような形で変動しているだけだと思われます。
2018年の仮想通貨全体の高騰時には800円以上を記録しています。
現在の価格から考えると7倍以上になっていたことになりますね。
現状では分散型組織の導入が進んでいないことからこの通貨の価値も上がっていないと考えられます。
分散型の組織が導入され始めるのはもう少し先のことになると思われるので、その時までにどれだけプロジェクトを進めていられるかがポイントになりそうですね。
Aragon(ANT)が購入できる取引所は?
現時点ではLiquiでの取引が大半を占めていました。
ただしここでは不安が残るという方もいると思うのでそういった方はBittrexを利用するといいでしょう。
大手ではまだBinanceに上場していないので、もし上場することになったら価格上昇が見込めるかもしれませんね。