仮想通貨のAeternity/エターニティ(AE)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Aeternity/エターニティ(AE)とはイーサリアムをベースにして作られた仮想通貨で、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決した機能的なプラットフォームの構築を目的としています。
2018年5月現在、多くの仮想通貨がイーサリアムベースで作られており、イーサリアム上にあるDappsは1000を超えたというニュースもありました。
これはイーサリアムが普及するのに非常に喜ばしいことなのですが、その一方でスケーラビリティを懸念する声も上がっています。
スケーラビリティ問題を簡単に説明すると利用者が増えすぎて処理が追い付かなくなるという問題です。
ビットコインの処理速度は7件/秒といわれており、イーサリアムでも15件/秒ほどしかありません。
ホワイトペーパーを読む限りではAeternityは現時点でイーサリアムの倍以上の処理速度があるようです。
Aeternityの最大の特徴は「State Channel」と呼ばれるオフチェーン機能を搭載している点で、これによりブロックチェーン上でなくてもスマートコントラクトを実行することが出来るようになっています。
これまでは取引内容から過程からその結果までをすべてブロックチェーンに記録していていました。
だからこそ安心して利用できていたのですが、Aeternityではこれをブロックチェーンの外で行うというのです。
そして実際に契約が履行されると結果だけをブロックチェーンに記録するため情報量が少なくて済み、更に手数料も安く済みます。
ブロックチェーンの外で契約を履行するため当然素直に従わないケースも出てくるでしょう。
その場合はAeternityのブロックチェーンにより契約内容が精査され契約が履行される仕組みとなっています。
オフチェーンの実装に関しては賛否両論あるようですが、個人的には今後はこのオフチェーンを実装したものが主流になっていくのではないかと考えています。
Aeternity/エターニティ(AE)の時価総額
AEの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング27位で1AEあたり350円となっていました。
機能的にはイーサリアムの上位互換のような仮想通貨なので機能が認知されればもっと価格が上がる可能性も秘めていると思います。
Aeternity/エターニティ(AE)のチャートと今後の将来性は?
AEの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Aeternity/エターニティ(AE)のリアルタイムチャート
Aeternityは2016年12月に公開され2017年1月2日の時点で0.68ドルとなっていました。
その後はしばらく低迷が続き最も安い時で0.22ドルぐらいまで落ちたのですが、2018年に仮想通貨全体の高騰もあり2.69ドルまで跳ね上がります。
さらに2018年2月にはBinanceへの上場により注目が集まり3.36ドルまで上昇。
5月には原因はよくわかりませんが(中国でのイベントで注目度が上がった?)最高で5ドルまで上昇しています。
最も安かった時からすると20倍以上になっている計算になりますね。
ロードマップを見ると若干計画が遅れているようですが、2018年中にはメインネットを稼働させるようなので、そこで実際にDappsが作られ始めると価格が高騰する可能性は十分あると思います。
イーサリアムに興味のある方はこちらにも注目しておくといいでしょう。
Aeternity/エターニティ(AE)が購入できる取引所は?
Aeternityはけっこうマイナーな取引所で取引されているのですが、大手ではBinanceが最も多かったです。
割合的にみてもBinanceなら問題なく流動性が確保できていると思うので、まだ口座を持っていない方はこの機会に作ってみてください。