仮想通貨のバーン(Burn)の意味とは?価格は高騰する?

仮想通貨のバーン(Burn)の意味とは何なのか、またそれによって価格がどう変化するのか考察していきたいと思います。

仮想通貨のバーン(Burn)の意味とは?

仮想通貨を勉強していく中で”バーンする”などと言った言葉を見かけたことがある方もいると思います。

バーンとはそのままの意味で仮想通貨を『燃やす』ことを指しています。

つまり仮想通貨を燃やして永久に使えなくするという意味なのです。

これによって残った仮想通貨の価値をあげ、うまくいけば流通量も増やすことができるようになるというわけです。

例えばビットコインだと発行上限が2100万枚に決まっているのですが、これが突然半分の1050万枚を永久に使えなくするといったらどうなると思いますか?

当然残ったビットコインの希少価値が上がり価格が高騰することになると思います。

ただしバーンしたからといって必ず価格が高騰するとも限らないようなので、実際に投資するかはよく考える必要があります。

バーンによる利用者への影響は?

心配なのはバーンによって今持っている通貨がなくなるのではということだと思います。

仮想通貨は上場された時点では発行上限数の一部しか市場に出回っておらず、ほとんどを開発者が保有している状態となっています。

バーンによって使えなくなるのはこの市場に出回っていない状態の通貨であるため、現在持っている通貨が減るというようなことは一切ありません。

例えばある仮想通貨はICOで残ったすべての通貨をバーンすることによって希少価値が上がったものもあります。

結局バーンすると価格は高騰するのか?

一番気になるのはバーンによって価格が高騰しもうかるのかということですよね。

以下からは実際にバーンした仮想通貨の価格変動を見ていきたいと思います。

ALIS/アリス(ALIS)

ALIS/アリス(ALIS)は日本で開発されている全く新しいソーシャルメディアプラットフォームの開発プロジェクトで、一般的なソーシャルメディアが広告で収益を上げているのに対して、ALISではその交換可能な仮想通貨であるトークンに価値が生まれることでそれを市場に販売し、収益が生まれるというシステムを採用しています。

  • バーン発表日・・・2017年9月23日
  • バーン実施日・・・2017年11月17日

残念ながらチャートを発表日までさかのぼることができなかったので実施日のみを表示しているのですが、実施から数日後には2倍近くまで高騰しており、その後下落しています。

2018年4月現在ではバーン以前よりも安値となっています。

Funfair/ファンフェア(FUN)

Funfair/ファンフェア(FUN)はイーサリアムを元に開発されている分散型のゲームプラットフォームで、透明性の高いオンラインカジノを作ることを目標としています。

  • バーン(Burn)発表日・・・2017年9月27
  • バーン(Burn)実施日・・・2017年10月18日

短期的にみるとバーンによって価格は上昇していますが、実施する前に下落傾向に転じています。

しかしその後仮想通貨全体に高騰によりFunfairも高騰する結果となり、その後は以前よりも高い水準を保つ結果となりました。

Triggers/トリガー(TRIG)

Triggers/トリガー(TRIG)はスマートガンネットワークの普及を目的としたプロジェクトで、これによって銃の防衛システムと管理体制の強化を目指しています。

  • バーン発表日・・・2017年9月1日
  • バーン実施日・・・2017年9月16日

バーンの発表によって価格は一気に高騰していますが、実施する前にピークは過ぎてしまっています。

しかしながら仮想通貨全体の高騰によりTriggersも高騰しており、その後はバーン以前よりも高い水準を保っています。

TRON/トロン(TRX)

TRON/トロン(TRX)は音楽や映像ゲームなどのコンテンツを配信するためのプラットフォームを構築することを目指しています。

これが実現するとクリエーターはこれまでのようにグーグルやアップルなどを通さず直接ユーザーとつながることができるようになるとされています。

TRONは以前に公式にバーンを行うと連絡しており、それが3月末になるのではと噂されていましたが、結局バーンは行われませんでした。

延期されたのだと考えられていましたがテレグラムの公式アカウントのFAQで以下のように言及されていました。

  • 正確な日付は発表しません。
  • そもそも一定数のバーンは行われません。
  • あらゆる取引で、少しずつバーンさせていきます。

つまりこれまでの通貨のように大がかりなバーンは行われないということですね。

価格はビットコインと連動して変動していますが、今後バーンが行われないということになったら下落する可能性は否定できませんね。

しかしTRONは日本への上場も考えており、それも間近だといわれているのでそうなると価格は上昇するかもしれませんね。

以上が仮想通貨のバーンに関する情報になるのですが、情報をまとめるとバーンによる価格変動を見極めることは非常に難しく、素人が下手に手を出すとそれこそやけどする可能性が大なので、投資を行う場合はよく考えてから行うようにしてください。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク