仮想通貨のLisk(リスク)とはどういうものなのかわかりやすく解説していきたいと思います。
Liskはイーサリアムと同じくスマートコントラクトを実装したプラットフォームで、イーサリアムはSolidityという独自の言語を採用しているのに対してLiskでは扱いやすいjavascriptが採用されています。
そのため多くのプログラマーが開発に参加できる、リスクを活用して分散型アプリケーションを形成しやすいなどのメリットがあります。
Liskはもともと仮想通貨ではなく分散型アプリケーション(DApps)を作成するためのプラットフォームのことを指しており、そのプラットフォームで利用される通貨がLSKとなっています。
日本では円、アメリカではUSドル、LiskではLSKというような感じですね。
分散型アプリケーションの特徴は以下のようなものになっています。
- 誰でも自由に使用できる
- 中央管理者が存在しなくても、自律的に動作する
- ブロックチェーンで、データを管理する
- 仕様の変更が、ユーザーの合意のもとで行われる
ものすごく簡単にいうと契約や取引の履行を自動で行うことができるということですね。
またLiskではサイドチェーンと呼ばれる技術が活用されており、この点がイーサリアムとは最も異なる点であるといわれています。
サイドチェーンはメインのブロックチェーンに付随するように別のチェーンを構築し、そこに情報を記述することでセキュリティが強くなったりブロック承認までの時間を短縮したりすることができるというメリットがあります。
少し難しい話になってしまいましたが、Liskは非常に凡庸性に優れたプラットフォームで今後の発展に期待できるプロジェクトだということです。
Liskの価格変動をチャートで見てみよう
ここまで少し難しい話をしてきましたが、最も重要なのは結局Liskの価格のことだと思います。
チャートで見てみるとこれまでのLiskの価格変動は以下のようになっていました。
最も高値をつけていた時は1LSKあたり4000円近くまでなっていましたが、2018年4月2日現在では約780円となっていましたね。
ここ最近は下落傾向にありますが、これは仮想通貨全体に言えることでLiskに限った話ではありません。
中でもLiskは大規模なアップデートが行われており、今後の値上がりに期待できる仮想通貨の一つでもあります。
2018年のアップデートによりなにが変わる?
- Lisk CORE1.0にアップデート
- Liskリブランディング
- SDKのリリース
- 分散型取引所開設
LiskからLisk COREにアップデートされることによりこれまでの機能が大幅に改善され使いやすいものになるといわれています。
2018年2月までにはアップデートが終わる予定だったようですが、現時点でもまだテストが終わっていないようです。
またこれまでのLiskのイメージを刷新するLiskリブランディングが行われ(2018年2月20日)、アプリ開発者やユーザーに親しみやすいものになるよう期待されています。
2018年4月頃にはSDKと呼ばれるユーザーがLisk上で稼働するアプリケーションを自由に開発するためのキットのようなものがリリースされる予定になっており、これにより更に開発が進むと予想されています。
2018年7月には分散型取引所(DEX)が解説される予定になっており、Liskを主軸としてあらゆる仮想通貨をトレードできる取引所ができるとされています。
イーサリアムではすでにこの分散型取引所のサービスがスタートしており、Liskがどこまでこれに近づけるかが注目されています。
このようにLiskは2018年に多くのイベント予定されており、価格上昇が期待される仮想通貨の一つとなっています。
現在の下落傾向がいつまで続くかは正直わかりませんが、今後を見越して今のうちに購入しておくのもありかも知れませんね。