仮想通貨のMonero Classic(XMC)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Monero Classic(XMC)とは名前からもわかるように匿名性通貨であるMoneroからハードフォークして誕生した仮想通貨となります。
2018年の4月ごろにハードフォークして誕生したのですが、実はこの時全部で5種類のMoneroが誕生しています。
名前が同じ物がありますが本記事で紹介しているのは中国系の団体が作ったもので、もう一つのものはシンガポール系の団体が作ったもので別物となっています。
ハードフォークして通貨が分裂することはよくあることですが、その裏では運営陣が何かしらで争っていることがほとんどです。
今回のハードフォークの発端になっているのはMoneroがASIC耐性を導入したことです。
ASICというのはBitmainというマイニングを専門に行っている業者が開発したマイニング専用の構成のPCのことで、これによって従来のパソコンよりも効率よくマイニングができるようになりました。
逆にいうとASICを持っていない人はマイニングに参入することもできなくなるほどの影響力を持っており、多くのプロジェクトではマイニングが一部の団体に独占されていることを懸念しています。
Moneroの開発陣の中でもASIC耐性を導入するべきかどうかもめてしまい、結局従来のMoneroは導入することになりそれに反発した団体がASIC耐性を持っていないプロジェクトを続けることになりました。
Monero Classicもその一つでASICが導入されるのは自然な流れであり、今耐性をつけてもいたちごっこになると考え耐性をつけなかったようです。
基本的な機能はMoneroと同じようになっており、違いはASIC耐性を持っていないかどうかだけになります。
ハードフォークした際は1XMRに対して15XMC配布されたようです。
Monero Classic(XMC)の時価総額
XMCの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング1675位で1XMCあたり253円となっていました。
公開直後はかなり高騰したのですが現在は地合いが悪いこともあり低迷気味になっていますね。
Monero Classic(XMC)のチャートと今後の将来性は?
XMCの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Monero Classic(XMC)のリアルタイムチャート
2018年4月に公開され直後に3倍以上に高騰しました。
最も高い時には2500円ぐらいになっていましたね。
しかしその後は下落傾向にあり10分の1ぐらいまで落ち込んでしまいました。
ですがつい先日に謎の高騰があり一気に3倍以上になりました。
SNSなどを見ても原因はよくわかりませんでしたね。
現在は元の水準に戻りつつありますが取引量は依然多いままなのでまだ大きく価格が動きそうですね。
Monero Classic(XMC)が購入できる取引所は?
現時点ではGate.ioでほぼすべてが取引されていました。
Gate.ioは中堅の取引所ですが今後の成長が期待できる取引所なので口座を持っていない方は作っておくといいと思いますよ。