仮想通貨のFilecoin [Futures](FIL)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Filecoin [Futures](FIL)とはIPFS(Interplanetary File System)という新しい技術を使って分散型のファイルストレージプラットフォームを提供するプロジェクトになります。
ICOの段階から非常に注目を集めており、わずか1時間で2億ドル以上を調達しました。
似たようなプロジェクトは他にもありますがここまで注目を集めた理由はIPFSを採用しているからでしょう。
IPFSは現在のインターネットで利用されているhttpに変わる技術で、根本からインターネットを変えると期待されています。
この2つの違いについて簡単に説明しておきますね。
http
例えばこのサイトだと”http://www.bacacounty.net/○○/××.html”というようなアドレスになっていますが、これはbacacounty.netというサーバーにある○○というディレクトリ内の××というファイルを意味しており、つまりはファイルの場所をしていることになります。
そのためhttpはロケーション指向型と呼ばれており、中央管理されたサーバー内にファイルがあることになります。
IPFS
一方、IPFSは分散化されたサーバー内のファイルに直接アクセスする方式を採用しており、どのサーバーにアクセスするかは指定しません。サーバーを指定せずコンテンツを直接指定するためこの方式はコンテンツ指向型と呼ばれています。
このプロトコルを使ってアップロードされたファイルは分散化され複数のサーバーに保存されることになります。
そのため一つのサーバーが何らかの理由で使えなくなったとしても他で補完できるためセキュリティ面でも強固になります。
さらに政府によって閲覧制限などがかかる国でも自由に情報発信・閲覧をすることができるようになるといわれています。
つまりFilecoinは分散型ファルストレージというプロジェクト以上にwebの構造を変える技術として期待されているというわけです。
なおユーザーに対する仕組みは他のプロジェクトと同じようになっており、あまったHDD容量を貸し出すことで報酬としてトークンを受け取ることができるようになっています。
ファイルストレージサービスを使いたいユーザーにとっては従来のサービスよりも安くオンラインストレージを利用できることになるので双方にメリットがあるというわけです。
以前はFilecoinという名称だったように思うのですがCoinMarketCapにはなぜか[Futures]が付随しており、公式サイトなどを調べてみても理由はよくわかりませんでした。
Filecoin [Futures](FIL)の時価総額
FILの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング1644位で1FILあたり482円となっていました。
かなり注目を集めているプロジェクトなのですがなぜかCoinMarketCapで流通量がいまだに把握できていないようですね。
ホワイトペーパーにも記載されていませんしなぜ発表しないのか気になりますね。
Filecoin [Futures](FIL)のチャートと今後の将来性は?
FILの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Filecoin [Futures](FIL)のリアルタイムチャート
ICOでは一定以上の資産を保有する投資家しか参加することができなかったため、公開されるや否や高騰していますね。
まあ公開したタイミングが良かったということもあります。
最高値時には3000円を超える価格となっていましたが、現在は仮想通貨の地合いが悪いこともあり低迷してしまっています。
ですがそろそろ反転しそうなのでこれからに期待しましょう。
発表されたロードマップによるとテストネットワークの立ち上げは2018年の10-12月期から来年の1-3月期で、メインネットの立ち上げは2019年の4-6月期から7-9月期を予定しているようです。
これから高騰するのはほぼ間違いないですしこの分野でトップを行く可能性もあるので興味のある方は今のうちに仕込んでみてはいかがでしょうか?
Filecoin [Futures](FIL)が購入できる取引所は?
現時点ではほぼすべてがLBankで取引されています。
LBankは中堅の取引所ですが将来有望なコインを多数扱っているところですし、今後の成長にも期待できるいい取引所です。
口座を作っておいても損はないので興味のある方は今のうちに作っておきましょう。