仮想通貨のThingschain(TIC)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Thingschain(TIC)とはブロックチェーンではなく次世代技術であるDAGを利用した通貨で、IoTのためのプラットフォームを構築することを目的としています。
DAGでIoTといえばもろにIOTAとコンセプトがかぶっているように思えますね。
Thingschainでは現在のIoTブロックチェーン技術には以下のような問題があると指摘しています。
- スケーラビリティの問題
- 一般的なIoTデバイスは小型であり、容量の大きなデータを取り扱うのには向いていない
- IoTデバイス自体がブロックチェーンを格納しデータの整合性を検証するための容量がない
- IoTデバイスは常時通信機器と接続できない
- トランザクション処理が遅い
これらの問題を解決するためThingschainではトランザクション処理に優れたDAGを採用しました。
更にブロックチェーンの容量を確保するために2層構造をとっており、ブロックの中にブロックがあるような構造になっています。
デバイスの通信にはクロスチェーン通信が採用されることになっており、これによって費用対効果の高い方法で通信することができます。
このような方式をとることによって具体的にはトランザクション処理において100万TPSを実現することができ、51%攻撃を防ぐことができ、IoTデバイスとの常時接続を可能にします。
Thingschainはブロックチェーン4.0を自称しており、IOTAの先を行く技術を採用しているため非常に期待されていますが、現状はERC20トークンとなっており開発スピードがやや遅いという難点もあります。
Thingschain(TIC)の時価総額
TICの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング470位で1TICあたり0.046円となっていました。
2018年の8月に公開されたばかりで、これからの伸びしろに期待できる銘柄だと思います。
Thingschain(TIC)のチャートと今後の将来性は?
TICの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Thingschain(TIC)のリアルタイムチャート
ICO時の価格はわからなかったのですが、公式サイトにはICOの記述はなくAirdropとなっていたので配布はこれのみだったのかもしれません。
2018年8月27日には一気に3倍以上に高騰しており人気の高さがうかがえますね。
現在は緩やかに下降しているのですが、またそのうち大きく上昇する時が来ると思います。
取引高も多いですし、なにより期待される分野でもあるため注目しておいた方がいいでしょう。
ただしメインネットが公開されるのは2020年とかなり長期的なプロジェクトとなっているため投資するなら長期的な目線が必要なるかもしれません。
Thingschain(TIC)が購入できる取引所は?
現時点では9割以上がIDAXで取引されていました。
まだこことHotbitぐらいにしか上場していないのでキャピタルゲインにも期待できると思います。
興味のある方は今のうちに仕込んでおくとおもしろいかもしれませんよ。