仮想通貨のmakerとtakerについてわかりやすく解説

仮想通貨のmakerとtakerについて初心者の方でもわかりやすく解説していきたいと思います。

仮想通貨の取引は取引所によって異なりますが、基本的には「簡単売買」と「板取引」という2つに分類されます。

板取引では個人間で仮想通貨のやり取りを行うため購入したい人と売却したい人が集まり、希望の金額で注文を出して条件が合うとやり取りが成立します。

以下が板と呼ばれるもので、上が側が売りたい側、下側が買いたい側の希望金額となっています。

この板に新規の価格帯を作ることを「maker」といい、既存の注文を消費することを「taker」と言います。

これだけではわかりにくいと思うのでそれぞれについて詳しく解説していきますね。

maker

板取引で注文を行う時は「指値注文」と「成行注文」の2つの方法で行うことができるようになっています。

  • 指値注文・・・価格を指定して注文を出す方法
  • 成行注文・・・価格を指定せずに注文を出す方法

板を見て自分が希望する価格帯での取引がない場合は自分でその価格帯を作ることができるようになっています。

例えば上図での最安値は668.5ですが、それよりも安く買いたい場合はその価格で注文し、条件が合うまで待つことになります(不成立になることもあります)。

条件があい売買が成立すると板に価格を作成した側になるのでmakerとなりmaker手数料が発生することになります。

これは購入する場合でも売却する場合でも同じです。

taker

一方、上図の最安値に納得した場合は668.5で購入することになるのですが、この場合は668.5と価格を指定して購入するか、あるいは価格を設定せずに数量だけ指定して購入することもできます。

価格を指定しない場合は最安値から順番に消化されていくことになるのですが、一瞬の間に板が更新されて最安値が代わってしまうこともあります。

価格を指定している場合はその価格で取引することができますが、指定していない場合は想定よりも高くなってしまうことがあるので注意が必要です。

どちらにしても板の注文を消費することになるのでこの場合はtakerとなりtaker手数料が発生することになります。

これは売却する時でも同じように考えることができます。

つまり価格を指定する指値注文の場合はmakerにもtakerにもなりえますが、価格を指定しない成行注文の場合は必ずtakerになるということです。

maker手数料とtaker手数料は後者の方が高く設定さていることが多いため、頻繁にやり取りをする場合はmakerとして注文を出した方が得をします。

取引所によって手数料は異なるので、どの取引所が最も安いかは事前に調べておくようにしてください。

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