仮想通貨のPower Ledger(POWR)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Power Ledger(POWR)とはブロックチェーンを活用して個人レベルで再生可能エネルギーの取引を行うことができるプラットフォームの構築を目的とした仮想通貨となっています。
日本でも年々普及が進んでいる太陽光発電ですが、現在では発電した電力を一旦電力会社に売却して、その電力を各家庭に送電するような仕組みとなっています。
日本では電力供給はほぼほぼ独占状態にあり、他に手段がないので仕方がないのですが、Power Ledgerはそのような状況を打破できる可能性を秘めたプロジェクトとなっています。
この仮想通貨はオーストラリアのPower Ledger社が運営されており、関西電力とも協力して開発が進んでいます。
Power Ledgerのプラットフォームでは太陽光発電などで得た電力を電力会社を介さず個人が個人に売却することが可能となっており、これによって無駄な手数料などが発生せずユーザーは安全で低コストな電量を利用することができるようになります。
イメージ的には隣の家が太陽光発電を設置していたらその電力を購入して電力を賄うという感じですね。
これには送電によるロスを削減するメリットもあり、実現すればスゴイですがそれだけにクリアすべき課題もいくつもありますね。
ただ関西電力が協力していくことから、テストがうまくいけば他の電力会社も乗ってくる可能性は十分あるでしょう。
Power Ledger(POWR)の時価総額
POWRの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング86位で1POWRあたり33.96円となっていました。
この数週間で一気に順位が上がってきていますね。
2018年5月16日にBithumbに上場したのが大きな要因であると思われますね。
ちなみにこの時LRC,POWR,GTO,WAX,PAYの5銘柄が上場しているのですが、この5つは軒並み価格が高騰しており、韓国の仮想通貨に対する盛り上がりがよく感じられますね。
またPower Ledgerは変動が大きいため電力購入に適していないという側面もあり、それを解決するために電力の価格と連動したSparkzという仮想通貨も発行されています。
ユーザーはまずPower Ledgerを購入してからSparkzと交換し電力を購入するという形になるというわけですね。
Power Ledger(POWR)のチャートと今後の将来性は?
POWRの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Power Ledger(POWR)のリアルタイムチャート
2018年の5月にBithumbに上場したことにより韓国マネーが流れやすくなり、この数週間で一気に順位を上げてきました。
もちろんプロジェクト内容が素晴らしいというのが一番なのですが、それを差し引いても韓国の仮想通貨に対する盛り上がりがスゴイといわざるをえませんね。
Power Ledgerは提携している企業も大手ばかりで、2017年11月にはオーストラリア政府から総額800万ドルの助成金を支給されています。
それだけ期待されているプロジェクトということなので実用化される前に保有していればいいことがあるかもしれませんね。
Power Ledger(POWR)が購入できる取引所は?
現時点では韓国の取引所での取引が多いのですが、それ以外ではBinanceやBittrexでの取引が多かったです。
韓国の取引所は日本人には敷居が高いため上記の大手取引所を利用することをおすすめします。