仮想通貨のDigixDAO(DGD)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
DigixDAO(DGD)とはイーサリアムのブロックチェーン上で現物資産である金をデジタル資産(トークン)にするために開発された資産管理プラットフォームになります。
DigixDAO(Digix Distributed Autonomous Organization)というソフトウェアプロトコルにより金をトークン化するプロセスが安全に管理されており、このプロセスによって金をトークン化するとDigix Gold Token(DGX)が発行されます。
このトークンはDigixDAO(DGD)とは別物であり、1gの金につき1DGXが発行されるようになっています。
この作業はPoA(Proof of Asset)により認証されるようになっており、裏付けとなる金塊はシンガポールにある資産管理会社のThe Safe Houseに預けられることになります。
当たり前ですがこのDGXの価格は金のレートに連動するようになっています。
なら結局DigixDAO(DGD)は何に使うのと疑問に思った方もいるかもしれません。
DigixDAO(DGD)は金をDGXにプラットフォームをきちんと運用していくために利用される仮想通貨で、保有者には以下のようなメリットがあります。
- DGXの取引によって発生した手数料を四半期ごとにうけとることができる
- DGDトークンを持つ自治コミュニティDigixDAOによるDigixエコシステムへの貢献
- DGXの普及を目指してDigixDAOでの発言権
- 提案を支持あるいは拒否することによってDigixエコシステムに貢献したDGD保有者は報酬を受け取る
まあつまりはDGDを保有しているとコミュニティに参加して運営に意見することができるし報酬も受け取ることができますよということです。
DigixDAO(DGD)の時価総額
DGDの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング57位で1DGDあたり17,479円となっていました。
発行枚数が2,000,000DGDと極めて少ないため単価が高くなっていますね。
DigixDAO(DGD)のチャートと今後の将来性は?
DGDの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
チャートを見る限りでは発行当初は1DGDあたり3000円ぐらいだったようですが1ヶ月で700円ぐらいまで下落しています。
その後は地味に価格をあげながら低空飛行を続けていましたが、2018年の仮想通貨全体の高騰により6万円まで高騰しました。
最も安かった時から考えるとおよそ100倍になっている計算ですね。
その後は大きく価格を落としそろそろ落ち着きそうな感じはしていますね。
そもそも現物資産である金をデジタル資産にすることに対して賛否両論あるようで、その信頼性からあまり普及していないのが現状のようです。
マーケットを見てみると24時間で400g分ぐらいの取引しか行われていませんでした。
今後どのようにユーザーを増やしていくかが課題になりそうですね。
DigixDAO(DGD)が購入できる取引所は?
DigixDAO(DGD)はBinanceで8割以上が取引されていました。
手数料も安く他の仮想通貨を購入する時もよく利用できるので、まだ口座を作っていない方はこの機会にぜひ利用してみてください。