仮想通貨のWaBi(WABI)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
WaBi(WABI)とはブロックチェーンとIot技術を組み合わせてあらゆる製品の流れを管理し偽造を防止することを目的に作られた仮想通貨になります。
日本でもたびたびニュースになっているように偽造は社会問題となっています。
とくに中国では偽造問題が深刻化しており、偽造ミルクが原因で60人以上の赤ちゃんが死亡したことは記憶に新しいと思います。
2015年には一人っ子政策が廃止になったこともあり、中国人が日本で行う爆買の中では赤ちゃん製品も人気を集めています。
もちろん偽造問題は中国だけにとどまらず世界保健機構はアフリカの医薬品の30%は効果に疑問がある偽造品であると発表しています。
このような背景から中国で「Walimai」というプロジェクトがスタートしました。
Walimaiでは偽造品、模倣品を撲滅することを目的にしており、そのWalimaiで利用できる通貨がWABIとなっています。
Walimaiプロジェクト
Walimaiに参加した製品にはRFID技術を用いた専用のラベルが付けられており、専用のアプリでラベルを読み取ることによりこれまでその製品がたどってきた過程がすべてわかるようになっています。
もちろんデータはブロックチェーンで管理されているため改ざんなどの心配はありません。
ただWalimaiにはその信頼性から消費者がラベルをスキャンしないで購入してしまう弊害も発生していました。
そこでラベルをスキャンすると仮想通貨であるWABIトークンがもらえるような仕組みにし、WABIトークンをWalimaiに参加している商品の購入に利用できるようにしました。
現時点ですでに乳児用製品に導入されており、特に小さな子供がいる女性からは高い評価を得ているようです。
2018年にはアルコール類、医薬品への導入が予定されており、アジア、アフリカへの世界進出も視野に入っています。
非常に将来性のある仮想通貨なのですが中国での仮想通貨の規制に開発が左右されるという懸念もあるので動向を細かくチェックしておきたいですね。
WaBi(WABI)の時価総額
WABIの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング266位で1WABIあたり85円となっていました。
食品偽造に特化したIoTとなっており、Walimaiの普及次第で仮想通貨も高騰する可能性は十分あると思います。
WaBi(WABI)のチャートと今後の将来性は?
WABIの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
WaBiはすでに実用化されており、今後は多方面での活躍に期待されています。
一方で同じようなコンセプトで中国発のWaltonchain(WTC)という仮想通貨もあります。
WaltonchainもIoTを活用して製品の流れを管理するというもので、目指すところはほとんどWaBiと同じものになっています。
現時点ではWaBiの方が一歩リードしているように見えますが、時価総額から見てもWaltonchainの方が期待を集めているようです。
Waltonchainはまだ実用化されていないものの今後WaBiの価格を左右するものになるのは間違いないでしょう。
どちらが覇権を握るかは要チェックだと思います。
WaBi(WABI)が購入できる取引所は?
WaBiはほぼすべてがBinanceで取引されていました。
まあ中国発の仮想通貨であるため妥当と言えば妥当ですね。
Binanceは手数料も安く非常に使いやすい取引所であるためWaltonchainを購入したい方はこの機会に是非利用してみてください。