仮想通貨のQtum(QTUM)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Qtum(QTUM)とはビットコインとイーサリアムの技術を融合してつくられた仮想通貨となっています。
具体的には、ビットコインの「UTXOベース」とイーサリアムの「スマートコントラクト」が実装されています。
UTXOベース
UTXOとは「unspent transaction output」の略で、直訳すると「使われていないトランザクションの出力」となります。
例えば3BTCのうち2BTCを送金するとしましょう。
従来の記録方式では2BTCを送金して終わりですが、UTXOでは3BTCのうち2BTCを送金し、1BTCを自分自身に送金するという方法を取ります。
この時自分自身へ送るために別のアドレスが生成されており、アドレスの再利用を防ぐ効果があります。
つまり結果的にUTXOベースのシステムはイーサリアム等が使用している「アカウントベース」のシステムよりセキュリティ面で優れているというわけです。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとはイーサリアムに代表されるように、決済と同時に契約なども自動で処理してくれるシステムのことで、これがあれば多くのことを自動で実行することができるようになるため多くの仮想通貨が取り入れています。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
Qtum(QTUM)の時価総額
QSPの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング20位で1QTUMあたり1820円となっていました。
最も高値をつけていた時は1万円ぐらいまで値上がりしていましたので、この通貨がどれくらい期待されているかがわかりますね。
Qtum(QTUM)のチャートと今後の将来性は?
QTUMの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
チャートを見るとビットコインと同じように変動しているのがわかりますね。
Qtumは中国発の仮想通貨であるため、良くも悪くも中国の影響を受けやすくなっていました。
当初は中国での取引がもっと多かったですが、規制が強くなっていった影響で取引は次第に韓国に移っていくことになります。
現在では米ドルよりも韓国ウォンでの取引の方が多くなっています。
Qtumには非常に優れた技術が使われているため再び価格が上昇する可能性は高いと考えられています。
将来性は十分なので興味のある方は購入してみるのもいいのではないでしょうか。
Qtum(QTUM)が購入できる取引所は?
Qtum(QTUM)は「OKEx」「Upbit」「Bithumb」が取引量上位となっていますが、それ以外でも「Binance」や「Huobi」といった取引所でも盛んにやり取りされています。
操作性や今後を考えるとBinanceでの取引が良いと思います。
手数料も安く使いやすいのでQtumを購入したいと思っている方はぜひこの機会に利用してみてください。