仮想通貨リップル(Ripple)の発行枚数と上限は現在どうなっているのか調べてみました。
リップルは新しい送金システムを構築するとして非常に期待されている仮想通貨で、すでに大手銀行で送金テストも実施されています。
2018年4月20日時点でのリップルの時価総額と1XRP当たりの価格は以下のようになっています。
いま見てびっくりしたのですが、先日の価格から20円近くも上昇しており、この1カ月の間にすでに40円近くも上昇していますね。
リップルの発行上限とロックアップ
それはさておき、リップルの発行上限は1000億枚となっており、ビットコインの2100万枚と比べると圧倒的に多くなっています。
しかしながらこのすべてが市場に出回っているわけではなく、リップルの発行元Ripple Labs Incが自社が保有して550億枚をロックアップしました。
ロックアップを簡単に説明すると、プロジェクトの信用を得るために発行元が自社が保有している通貨の何割かを期間限定で凍結する作業のことです。
これにより市場に過剰に出回ることを防ぐことができ、保有会社は売り逃げすることができなくなるのでユーザーから信用を得ることができ、結果的に通貨の価値が上がることが多いです。
話しを戻しますが、リップルでは2018年の1月以降、ロックアップしたリップルを毎月10億枚ずつ解除していくことになっています。
ただし10億枚すべてが市場に出回るというわけではなく、その月に放出されなかったコインは再びロックアップされる仕組みになっており、再び解除されるまでの期間は4年7ヶ月となっています。
2018年の1月は10億枚すべてが市場に出回ったようですが、2月と3月は10億枚のうち9億枚が再ロックアップされていますので、すべてが市場に流れるにはまだまだかかりそうですね。
リップルは手数料としてXRPを消費する
リップルではリップルネットワークを利用者が使用するたびに発行枚数が減少していく仕組みとなっています。
リップルの通貨はXRPなのですが、XRPはリップルのシステムを使用する際の手数料として活用された際に消費され誰も使用できなくなるようです。
例えばビットコインだと承認作業をマイナーと呼ばれる人たちが行いその報酬としてビットコインをもらえるので、手数料として支払った分もきちんと循環するようになっています。
一方でリップルは承認作業をValidatorと呼ばれる専門の企業に一任しており、マイニング作業ができないようになっているのです。
ValidatorにはMicrosoft社やSBIホールディングスなど、世界的に信用があるとされる大手企業などが選定されていて、UNL(Unique Node List)と称されるリストに登録されています。
このようにリップルは使用した後の通貨が循環しないため、理論的にはいつか発行枚数が0になるといわれていますが、まあこのようなことは絶対に起きないでしょうね。
以上がリップル(Ripple)の発行枚数と上限に関する情報になります。
賛否両論ありますがリップルは将来的には1000円台に突入するという専門家もいるので、興味のある方は購入してみてはいかがでしょうか?