仮想通貨の0x(ZRX)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
0x(ZRX)とは分散型取引所の構築を目的として作られており、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されているトークン同士(ERC20)を手数料がほぼ無料で交換できるようになります。
厳密に言うと0xは分散型取引所そのものではないのですが、まあ同じものだと思っておけばいいでしょう。
0xには以下のような特徴があります。
- オフチェーンオーダー
- 流動性の向上
- dAppのビルディングブロック
オフチェーンオーダー
0x(ZRX)では取引の際に「オフチェーンオーダーオンチェーン決済」を採用しています。
これによりメッセージのやりとりなどはオフチェーンで行い、最終的な決済、取引だけブロックチェーン上で行うことが可能となるためブロックチェーンへの負担が軽減され手数料を限りなく0に近づけることができるようになっています。
今後この技術は仮想通貨取引で主流になってくると思われます。
流動性の向上
0x(ZRX)はERC20トークンと呼ばれるイーサリアムのブロックチェーン上で発行されているトークン同士を手数料無料で交換することができるようになります。
これによりマイナーなコインの流動性が向上し、結果的にビジネスの繁栄につながります。
例えばマイナーなERC20トークンを採用しているアプリがあったとして、それが非常に便利だけど通貨がマイナーすぎて使いずらいということがあったとします。
0xを利用すればそのマイナーな通貨とイーサリアムなどを手数料無料で交換できるため、事実上そのアプリでイーサリアムが使えるのと同じ結果となり、より多くの人が使いやすくなるというわけです。
dAppのビルディングブロック
筆者自身もよく理解できていないのですが、0xでは要の高いDappsを自由にまとめることができるビルディングブロックという機能が備わっています。
おそらくこれによりユーザーはより便利にDappsを利用できるようになるのだと思われます。
0x(ZRX)の時価総額
ZRXの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング42位で1ZRXあたり132円となっていました。
最近はERC20トークンが主流になりつつあるので、0xが実際に稼働し始めるとその価値がぐっと高まりそうですね。
0x(ZRX)のチャートと今後の将来性は?
ZRXの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
公開されたのは2017年の9月ごろで、その時はだいたい1ZRXあたり10円ぐらいでした。
最も高値をつけていた時が240円ぐらいでしたが、チャートを見るとほとんどビットコインと同じように変動していますね。
まだ分散型取引所が稼働していないためZRX自体の価値がそこまで高くないことが原因でしょう。
0x自体の技術はこの先主流となっていく可能性を十分に秘めていますが、それだけに競合も数多く存在しています。
同じようなコンセプトで作られている仮想通貨には以下のようなものがあります。
0xが将来的に主流になっていくためには開発スピードと独自性が求められるでしょう。
0x(ZRX)が購入できる取引所は?
ZRXは大部分がBinanceで取引されていました。
Huobiもそれなりの取引量があったので中国で期待されているのかもしれませんね。
Binanceは手数料が安く取引所の中でもおすすめですのでZRXを取引したいと思っている方は是非利用してみてください。